東大卒エンジニアが語る雑談録

日々感じたことを語っていきます。

BEASTARS 明暗を分けたレゴシとルイの行く末は…

BEASTARS 6巻感想(5巻までのネタバレあり)

お話の概要は公式のリンク先をご覧ください。

www.akitashoten.co.jp

 

レゴシは自分の狩猟本能、食い殺そうとしたことをハルに打ち明け、関係に変化は生じるのか?そして暴力団につかまってしまったルイの運命は?

この漫画はレゴシが主人公ですが、ルイは言うなれば裏主人公でしょうか。2匹は肉食と草食という大きな括りでも、性格でも対照的ですが、よくあるライバル関係とはちょっと違うんですよね。ルイはレゴシをライバルとして見ている節がありますが、レゴシ自身は尊敬している(というより勝てないと思っている)ので、張り合っていないんですね。ただ、少年漫画らしく、レゴシもどんどん成長していて、いずれルイと対決する時が来るのではないかと思っています。

6巻はレゴシの内面よりも周囲の人や世間の思いがよくわかるようなお話になっています。自分ではどうにも太刀打ちできないことに対して、レゴシは自分の信念をハルと寄り添っていくことで、ルイは他人を利用していくことで解決しようとしていきます。どちらが正しいというわけではなく、どちらもやり遂げるのは素晴らしく難しいことと思います。

俺自身はルイ寄りで、誰かと共有したり寄り添ったりするより人を利用して生きてきた気がします。(性格はレゴシにかなり近いのに…)本当にこの漫画は俺の心をえぐってくる!(誉め言葉)