東大卒エンジニアが語る雑談録

日々感じたことを語っていきます。

BEASTARS どんどん主人公らしくなっていくレゴシ

BEASTARS 7-9巻一気読み感想(ネタバレほぼなし)

お話の概要は公式のリンク先をご覧ください。

www.akitashoten.co.jp

最新刊9巻まで読みました!ちなみにRenta!で借りました。風邪をひいてしまいで出歩けないけれども待ち遠しかったので…ちゃんと裏表紙のおまけも読めるのでお勧めです。ちょっと高いですけどね。(2日で300円って…)

6巻までのハルへの恋心を綴った話から大きく変わって、物語開始の「食殺事件」の犯人探しが主軸になっています。演劇部にも大物新獣?「ピナ」(9巻表紙)も加わり、さらにこれまであえて無視されていたであろうレゴシの生い立ちも見え始めます。めきめき成長していって、まさしく主人公のレゴシですが、周りは逆について行けず??

BEASTARSを初めに紹介したとき、動物が登場人物だけれどもヒューマンドラマだと書いたのですが、大きく違うのは「殺人」と「食殺」です。人間は食肉用動物を殺してもなんの罪にも問われませんが、彼らは違う。しかもただの殺人とも違う。でもその違いや緊張感がこの物語の魅力のあり鍵であり、そして最大のテーマになっています。

そんな世界でも普通に恋愛して友人と楽しく過ごして部活動にも励んでいる。俺もしかしてそんなレゴシに嫉妬しているのかもしれないですね。自分はやはりルイに近く、完璧さや将来への希望に向けて投資されていった存在とも言えます。ルイのような強靭な精神やかっこよさは持ち合わせていないですけどね。俺の内面はレゴシで育ちや環境はルイという感じです。

読み終わると早くも次が楽しみですね。おそらくレゴシの過去や食殺犯人との対決が描かれ一気に話が進みそうです。そういえばこのお話の終点は何でしょうか?例えばNARUTOのように「火影になる」といった明確な目標はないですし、犯人が世間に知られて終わりという単純な話でもなさそうです。1巻だと想像もできなかったのですが、まさかレゴシがビースターに選ばれるということもあり得るのでしょうか。レゴシはすごい嫌がりそうですね。あとはゴウヒンのように裏で皆を助ける精神科医になるとか。その方が似合いそうですね。